2009年1月5日月曜日

明太

「明太(ミョンテ)」という曲がある。
カン・サネという歌手が作詞作曲して歌っている。
宇宙ヒッピーがカバーしてライブで歌ったのではじめて聞いたのだが
歌詞の内容を聞いて、これぞコリアンブルーズと思った。

明太、つまりスケトウダラは、韓国では象徴的な魚だ。
先祖を祀るチェサの供え物にも用いられるし、
いろんな食べられ方をするうえに、状態によって名前が変わる。
一般的に良く使われるのは

「明太」(ミョンテ)=一般的にスケトウダラのこと
「生太」(センテ)=ナマのもの
「凍太」(トンテ)=ナマを一度冷凍したもの
「黄太」(ファンテ)=冷凍してから乾かしたもの
「プゴ」=干したもの

などなど。地方や季節や成育段階、調理法によって、たくさんの別名がある。
この歌は、北朝鮮なまりの方言でそれを説明する語りがはいっている。
何を言っているのかちょっと(かなり)よくわからない部分もあるが
なにしろ音楽が非常にかっこいい。
歌詞を一部紹介する。

피가 되고 살이 되고 노래 되고 시가 되고
약이 되고 안주 되고 내가 되고 니가 되고

血となり 肉となり 歌となり 詩となり
薬になり 肴になり 俺になり 君になり

그대 너무 아름다워요
그대 너무 부드러워요
그대 너무 맛있어요
감사합니데이

あなたは あまりに美しい
あなたは あまりにやわらかい
あなたは あまりに旨い

ありがとうごぜいます

내장 창란젓은 알은 명란젓 아가미로 만든 아가미젓
눈알은 구워서 술 안주하고 괴기는 국을 끊어 먹고
어느 하나 버릴것없는 명태 
그 기름으로는 또 약용으로도 쓰인데제이요 에

内臓ははらわたの塩辛
卵は明太塩辛
エラで作ったえらの塩辛
目玉は焼いて酒のつまみに 肉はスープで茹でて食べる
ひとつとして捨てるところのない明太
その油ではまた薬用としても使われるってんでありますよ

명태 그 말의 유래중에 조선시대 함경도 명천 지방에 사는
태씨성의 어부가 처음 잡았다 해서리
명천의 명자 태씨성을 딴 태자 명태라고 했데제니
창기 아니왔니
그게 무슨 소리니

明太 その言葉の由来に
朝鮮時代の咸鏡道明川地方に住んでいる
「太」氏の姓をもつ漁師がはじめて釣上げたからといわれる
明川の「明」の字と太氏の姓をとった「太」の字から「明太」と言ったっていうんだす
娼妓じゃなかったのか
それはどういうことなのか

(最後の二行はよく意味がわからないので後で誰かに聞いてみることにします・・・)

ブルージーでスモーキーで
田舎っぽくて土臭い、私の好みの曲です。
宇宙ヒッピーが歌うとこれまたスウィングの横ノリが聞いててかっこいい。
興味があれば、サネさんのライブの動画が見られるので
リンクをチェックしてみてください。
http://blog.naver.com/paxyi3?Redirect=Log&logNo=130006521701

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うーわこの歌、熱いわ!!
カナリキテルね!
帰ったら教えて!

匿名 さんのコメント...

と、匿名になっちゃったけど、下に書いたのは、この私、がこです。

Kanal/ CHIE KAMINO さんのコメント...

熱いっしょ!!ふっふっふ。
歌えないけど音源は聞かせてあげるよ~。
匿名っていうから一瞬誰か一生懸命
考えちゃったよ笑

匿名 さんのコメント...

「上に書いたのは、」でしたね!

うーんと、2月半ばにテストが終われば学校がすんごい変則的スケジュールでお休みになるから、「ソウル行っちゃう?」と思ったのだけれど、2月半ばに帰ってくるのだっけ?
微妙に合わない気がして、どうしようか考えています。