2009年1月14日水曜日

イクサンの星降る古家で

太鼓たたきの友人が3人で田舎暮らしをはじめた。
ここは益山市、聖堂面、聖堂里。
西海岸に面した、クムガン(錦河)沿いの村である。
昔は全羅北道の税金のすべてがここに集められたという。
集められた米や農産物、水産物を載せた船がここから出たり入ったり
していたという。その船の航海の安全を祈って農楽が盛んに行われたという。

友達3人は古い空き家にすんで、
農楽伝授館でおじいさん先生に太鼓を習って暮らしている。
近所のおじさんおばさんたち、故郷の家族に助けてもらいながらも
一生懸命生活している。太鼓の公演やこどもやお年寄への授業を
担当しながら、なんとかかんとか生計をたてている。
すごい。でも「すごいでしょ?私たち素敵な暮らししてるでしょ?」という
うぬぼれがぜんぜんない。悩みもたくさんあるんだろけど、
女三人の共同体生活を最大限楽しんでいる。若者のユートピアだ。
名人のおじいさんに昔の話をききこんで、太鼓のリズムを習って、
周りの人に助けられながら地域の住民になっていく。

日曜日までの残った数日間、この3人とおじいさん先生に
いろいろ話を聞いて気をもらって帰りたい。

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