2008年12月24日水曜日

まとまらないコチャンでの思い出、徒然

コチャン。

何度行っても心惹かれるところだ。

現実と夢がせめぎあって、嵐のようにめまぐるしい伝授館。
これほどまでに人間関係の濃い場所は他に見たことがない。

今回は、公演のスタッフという名目で行ったが、
私はとくにあんまり働かなかった、まあやったことといえば
小学生たちの世話係りみたいなもんだった。
マイクや小道具の設置なんかもちょっとやったが。
まあ、ほとんど遊んでいた。







公演前に、ひっそりと出番を待つ農旗と団旗。
「農者天下之大本」。良い言葉です。

おいしかったものフラッシュ

①行きに寄った天安(チョナン)のスンデクッパプ。

天安はスンデで有名らしい。
スンデクッパとは、血のソーセージと臓物系のいろいろが入ったスープに
白いご飯をぶちこんで食べるロックなフードである。



②星松飯店のチャンポン

伝授館は、高敞郡星松面(面が日本でいうとたぶん区にあたるのかな)
にあるのだが、伝授館から車で5分ぐらいのところにある
「星松飯店(ソンソンパンジョム)」という中華料理屋が、伝授館一番の
行きつけの店だ。量がむちゃむちゃ多い上に、スーパー旨い。
名物の海鮮チャンポン麺を頼んだ。アサリ、イカ、タコ、エビ、キクラゲ、
水餃子、たけのこ、野菜盛りだくさん、食べても食べても全然減らない。
値段はたしか5000ウォン(400円ぐらい)だったと思う。
他人には教えたくない店、と伝授館の人々はいつも言う。




③あわび、カキ専門店「ミヒャン」のカキご飯

ミヒャンは、高敞邑内(つまり市内)の、城跡公園の目の前にある。
城跡を登って、ハイキングしたあとにどうぞ。
アワビも気になったが、カキご飯を頼んでみた。6000ウォン。(500円ぐらい)
これが、絶妙な味で日本人好み。
セッサクと呼ばれるピヨピヨした若芽(カイワレみたいなの)の食感、
カキとトビッコと海苔をまぜまぜして、その上に特製醤油タレをかけて
食べる。絶妙なマッチング。いつかコチャンに行くチャンスがあったらおすすめです。



④羅錦秋先生のお手製キムチチゲと大根の胡麻和え



女性農楽団というのがあるんだが、そこでサンスェをやってらっしゃった
羅錦秋(ナグムチュ)先生という、偉大な先生が家を新築したので
コチャン伝授館の一同と共に、扶安まで行ってきた。
偉大な先生だが普段は普通のオバチャン。
みんなのために作ってくださったキムチチゲが本当においしかった。
サイドディッシュの大根の胡麻和えは、にんにくがかなり効いていて、でも
さっぱりしてておいしかった。ご飯大盛り2杯も食べた。




雪降る中、伝授館で三線を弾きまくった。
一個年上のサンボク君は、三線にすっかりはまってしまったらしく、
暇な時間ができるたびに「教えろ」というので熱心に教えてあげたら
1日で安里屋ユンタをカンペキに弾けるようになった。
もともとカヤグムやってる人だからか、天才的に早いスピードでマスターした。
工工四も読める。「金やるから次来る時は三線買って来い」だって。うふふ。
三線伝道師になりつつある私。

ギターと歌がめっちゃうまいファンキーなスンファン兄貴とは、
セッションをやった。いまのところレパートリーは
アリラン、ヘイジュード、カントリーロード、
パラミプッロオヌンゴッ(「風の吹くところ」金光石のフォークソング)の4曲。
三線コリアンフォークという新しいジャンルを切り開きます。わはは。

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