2009年2月24日火曜日

仁寺洞マッコリ万歳ツアー

バイトしてた韓国料理屋に「飲み比べマッコリ」という
メニューがあって、超小さいショットグラスに3種類のマッコリをついで
出すというとてつもなくケチなアイディアなんだがこれが結構人気があった。
日本人はこういうのに価値を感じやすいらしい(悪く言えばだまされやすいのかも)
韓国人が見たら怒りすら覚えるかも知れない。笑

昨日はその拡大バージョンで、
長山島の打ち上げで、モ先生とその仲間たちとともに
仁寺洞マッコリツアーをした。別に意図的にツアーしようとしたわけではなく、
行く店行く店「あと2時間で閉店ですが」と言われながら移動し続けた結果、
5軒はしごするはめになったのだった。せっかくだからマッコリを注文しようということで
ずっとマッコリを飲み続けた。

つまみ一覧

1軒目はすいとん屋。牡蠣パジョン(チヂミ)にスジェビ(すいとん)
2軒目は全羅道食堂。ホンオを食べる。
ホンオはエイの刺身のくさや?みたいなもので、
何日間も放置して発酵させる。アンモニア臭がすごい。
全羅道では祭りにこれが出ないとはじまらない。私は食べられるけど
食べられない人は多そうだ。
3軒目は、ホンオと対照的に慶尚道の食卓によく上がるというクァメギ。
ニシンやサンマの干物。日本人にも受けそうだ。
4軒目はトッポッキ。あんまりおいしくなかった。
5軒目はポジャンマチャといって、道端にテントを張って出している
屋台の飲み屋。牡蠣、貝類をつまみながら、もうほとんど死にかけていた。
そしてぐだぐだと夜が明けていくのでありました・・・

1月2月はほとんどモ先生と一緒に旅していたような気がする。
ありとあらゆることを語った。学問の先輩として、芸の道を極める師匠として、
コチャンの家族の一員として、多くの話題を分け合える友人として、
頼れるお兄さんとして、これからもずっとずっとギブ&テイクしていきたい
すばらしい人物である。出会いに感謝。

これから再びコチャンに向かいます。
最終目的地はやはり我がふるさとコチャン。
旧正月の時に先生たちが日本公演で不在だったため、
明日ソッテとチャンスンを立てるんだそうだ。
ソッテとは、細く高く伸びた木の柱の先にシンプルな水鳥の形の彫刻を乗っけたもので、
昔は村々の入り口に立てたんだそうだ。造形物としてすっきりしていてかっこいい。
水鳥が神の使いであり、火事を防いでくれるという意味あいがあるといわれている。
チャンスンは木の幹を丸ごと使って顔を掘った韓国のトーテムポールで、
これもやはり村の境目に立てられ、その村の守護神として祀られていた。
伝授館の入り口にもこれを立て、みんなで太鼓を叩いて
一年の安全と繁栄を祈願する。大事な行事だ。

旅の締めくくりにぴったりだ。
さあ、かばんをしょって出かけよう。

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