2009年2月15日日曜日

怒涛の週末

金曜夜にソウルに戻り、下宿の部屋の整理に追われた。
いや、正確にいうならば整理しなければならないという義務感に
かられながらも疲れと面倒くささに負けてほとんど手は動かしていなかった。

土曜日昼、中央大学(チュンアンデ)の音楽学の権威である教授に会いに行った。
先生の研究所は地下鉄1号線のはじーーーっこの方で、ひたすら遠かった。
いろいろためになるお話は聞けたものの、ものすごく高いところにいる人と
いった感じがして、仲良くなりたいとは思えなかった。学問をするにあたって
今後こういうことはよくあるのだろうが・・・

午後、新村に戻ってやるべき仕事を1時間以内に4つもこなした。
まず教授様にお借りした資料をコピー。
ここはコンビニにコピー機が無い国なので、コピー屋さんを
探さなければならないので苦労した。
そして外付けハードを買いに奔走。新村は便利そうな町に見えて
そういうものは全く売っていないということが判明した。
それから、飛行機の予約。土曜日は休みという旅行社が多く、全然
電話がつながらないのでネット予約した。外国人はインターネットサービスに
会員加入できないケースが多い。友達の名前と住民登録番号を借りた。
それから、ごったがえすデパートに突入してチョコレートを買った。
ああ、疲れた。

夜は、建国大学(通称コンデ)の近くにある社会人プンムルペ、「ウルリョク」の
練習室に遊びに行った。霊光で知り合ったオッパがそこで講師をやっているので
会いに行ったのだ。図らずも14日に約束をしてしまったのでチョコレートを
手に登場しなければならず、こっぱずかしくて仕方なかった。

死ぬほど人が多い、いやカップルが多いショッピングモールをちょっとぶらぶらしてから、
人気のスンデ屋に行きスンデクッを食べる。なんとそのスンデ屋の
地下がウルリョクの練習室だった。練習室のパソコンでキムドンオン先生の
ソルチャングの動画を見た。キムドンオン先生とは全羅道タミャンで活動している
チャングの技能保有者のおじいさん先生で、ソルチャングがめっちゃかっこいい。
霊光ではこの先生のソルチャングを伝承している。動画を見ながら先生の
キュートさに思わずニヤニヤ。 オッパは、いつか自分も自分だけのソルチャングを
つくり、後世に名を残す名人になりたいんだと野望を語っていた。

その後20分ほど電車に乗って、
オッパが通っていたソウル産業大学に遊びに行った。
産業大のプンムルペの人たちも集まって、みんなでマッコリを飲んだ。
産業大は明らかに男子が多い。したがってよく飲みよく食べる。二次会の時点で
ほとんど記憶がなくなって、気づけば終電は終わっており・・・・

プンムルペの部室に移動してピザにビール。ああ、美しき学生生活。
酔っ払ってみんなで太鼓を叩き始め、チルチェだサンドサムルノリだ
霊光パンクッだとか言って全然かみ合わないカオスなリズムを叩き続け、疲れ果て、寝た。
今朝6時に目覚めたらなぜかウルリョクの練習室に戻っていた。

外に出ると、うっすら雪が積もっていた。道理で寒いと思った。
オッパは今日これから大学の後輩とソゲティングらしい・・・
※ソゲティング(紹介ING)とは、友達や知人の紹介で男女が一日デートしてみて
付き合うかどうか決めるという行事。

私はといえば、心のどこかにちょっぴりせつない思いをかかえたまま
これから11時までの間に死ぬ気で部屋をかたづけて
1時には荷物をまとめて出なければならない。
5時までに全羅道に南下する予定なのだ。
ほぼ不可能である。いや、やれる。I CAN DO IT!

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