2009年5月23日土曜日

今週一週間 自分用記録

月曜日

サムルノリ練習がはじまる。
結構みんな勘がよくて、フィモリとトンサルプリは簡単にマスター。
次回はチャジンモリに入れると思う。サムルはウッタリをやることに
なりそうなので、どこかでコソ練しなきゃいかんな。
授業終わった後、防音の部屋でひとりソルチャング練習をバカスカやった。
その後、弁当を食べながらぼーっとしてたら電話がかかってきて
友達が新大久保で韓国人の子と言語交換やってるっていうので
邪魔しにいくことにした。若い二人が一生懸命お互いのことばで
しゃべってるの見て初心にかえった。ガストに3時間もいたのも
ひさしぶりのことだった。




火曜日

朝は学部の授業。最近なぜか火曜の朝におなかがおかしいことが多い。
冷や汗をたらしながら聞いた。体調整えなければ・・・・。
院生室でお弁当を食べていたら、留学生の人が発表の準備をしていて
日本語の直しに困っていたので手伝い始めたらやけにヒートアップしてしまい
結局3時半までつきあった。急いで演劇論の授業のために体育館に走る。
この日は俳優やダンサーになる人が受ける最初の基礎訓練を味見した。
演劇の先生の言葉は、ふだん舞のお稽古のときに聞いている師匠の言葉と
全く同じで、びっくりさせられた。

●俳優やダンサーになる人は自分の体や声の癖をよく知らなければならない
●そのためにはまず体の中心線を知ることだ
●中心線を意識するとき一番重要な部位は腰だ
●かかとをつけたままもっとも背を伸ばした時の位置と、もっとも腰を落とした位置
を覚えておく事が大事だ
(かかとをつけたまま一番低い位置に腰を落とすには、足首の柔らかさが必要)
●癖を理解するのに最も簡単な方法はウォーキングフォームを見ること
●体の動きに最も癖が出る部分は、体の重心の移動
●癖を知ったら、今度はそれをコントロールすることを考える
●一朝一夕にはコントロールできるようにならない

これが感動的に日本の舞を習う時と同じことなので、
演劇のトレーニングに対して突如興味が芽生え始めた。
自分の師匠だけが経験から体得した事実だと思っていたら、
どうやら舞の世界の専売特許ではなかったらしい。
おそるべし、演劇界!

夜は三線だった。どうやら最近ICUに沖縄県人会が発足したらしいので
ぜひジョイントしたいと思っている。来週はワークショップやるぞ。




水曜日

劇場技術論の授業。舞台衣装の第一線で活躍されている
前田文子さんのお話を聞く。気取らない素敵な方だった。
大先生に弟子入りしたときの話がとてもとても面白かった。
先生の家事ばかりを手伝わされて7,8年もかかった、
30過ぎても一人前になれない、というのはすごい。
(まあ学者は40過ぎても一人前になれないのだが・・・)
師匠について修行というのは、いままでのデザイナーのイメージと違う。
雑巾がけや庭仕事や食事の用意をするなかにも
衣装デザインの要素がつまっているという信念で8年も耐えたからこそ
今の活躍があるのだなあ。わたしにもそういう根性あるかしら。

図書館に資料請求していた早池峰神楽の研究書が届く。
うはうはしながらそれをかかえて舞の稽古へ。
途中新宿ルミネで足袋を購入してから行く。
いま芸能研は31日の大国魂神社公演のために、本番に出る人たちの練習で
アップアップしているので新入りにとってはちょっとつまらないかもしれない。
上手い人の練習をみるのもまた練習のひとつではあるのだが。

帰りにアメリカ人のマークさんと一緒に大戸屋で夕飯を食べた。
マークさんと、ひとの体の「癖」について話した。
火曜日の授業にも通じる。「癖」が、神楽の練習を長年つづけていくなかで
舞の「個性」にかわっていくのだ、だから長期スパンで練習しながら
体とつきあっていくのが重要だという話になった。うむ、名言。




木曜日

さぼりDAY。
体調がイマイチなのに練習で無理したのがたたったのか、
体がおきようとしなかった。
毎週楽しみにしている岡崎ゼミと雅楽の授業に出られず。
日中は庭いじりをちょっとしてから、
夕方は林英哲の講演があるということで頑張ってムサビへ出かけた。
林英哲とキムドクスは古来の芸能を舞台芸術化したという面で、
やはりかぶる部分が大きい。世界的に成功しているというところも。
とても50代終盤とは思えない肉体から、とんでもないパワーが発されていた。
それはやっぱり20から30歳にかけての佐渡での果てしない訓練によるんだなと
思い、前田さんの修行時代の話を思い出した。
若いころの苦労は買ってでもしろ、か。
苦労してないな、おいら。




金曜日
ゼミの日。社会主義国家と音楽ということでいまはキューバをやっている。
キューバというテーマはとてもとても魅力的。まず音楽と、熱くて明るいラテン文化が単純に好み。
でもいまいち社会主義について知っていることが無いのと、課題の本が届いて無いので
討論に食いつけずにいる。勉強しなきゃいけないことは山ほどあるのだが
何からやればいいかわからない。うーむ。ただ、色んな国からやってきた留学生の
はなしが聞けるという点で、受動的ではあるがとても勉強になっている。
ゼミが終わったあとみんなでランチを食べていたら、
モンゴル・内モンゴル・キルギスの三人が羊の肉についての話でヒートアップしていた。
面白すぎるのでわたしも参加した。正月の贈り物に親戚のうちまで羊をつれていく
ことは今でも普通らしい。いつか彼らの故郷にお邪魔できたらいいなあといつも思う。

午後はシタール。もはや苦行以外のなにものでもない。
なんでみんながあの授業のスピードについていけるのか謎。
月曜日にコソ練しよ。。。

帰りに東急ハンズに寄ってスズキさんと扇さんのための木材を買った。
我ながらこの神楽セット上手く出来ている。
地元に技術を伝えて商品化しようかしら笑




土曜=本日

めずらしく舞の練習に行かずに家にいることにした。
読まなきゃいけない本が山積みだ!修行だ!

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