2009年7月21日火曜日

準備

岩手の旅の準備に忙しい忙しいとは口で言っているものの
何に忙しいかって飲むのに忙しかったりして、なんだかな。
行く前に本をいっぱい読もうと思っています。
今日は前からの課題のひとつである韓国の藁人形「ホジェビ」
についての論文の全訳を一生懸命進めた。民俗系の論文は
単語が難しかったり、方言が出てきちゃったりしてなかなか手強い。
いま読んでいるのは、李柱承という人が修士のときに書いた論文。
彼はホジェビをその処理過程で分類して、
①捨てられる型②燃やされる型③水によって送られる型とした。
①は主に土地の神と同化している場合で、土地神さまが村の
悪いものを全部負って村から出て行ってくれるというもの。
②は、人形自体が雑鬼であると考えられている場合で、容赦なく燃やして
その厄を祓う。
③は、海の神さまなどに悪いものを届けてくれる船乗りとして、
船に乗せて送るというもの。

一見みんなおんなじように厄払いのためにあるように見える藁人形も
それぞれ少しずつ異なる役割を持っているということを教えてくれる。
突っ込みどころはあるけれど、修士論文としてはかなり良い論文だなあと
思う。私もここまで整理できた論文が書けるんだろうか?
(その前にテーマを絞れっていう話だけど。)

岩手で虫送りの藁人形をみることができたらとても勉強になるだろうなあ。

しかしそれにしても、
たまたまグーグルで岩手・芸能で調べたらこのいい加減なブログが
出てしまうということに気づき、大変な過ちを犯している気分です。
もっと勉強します・・・・;;;

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