2009年7月15日水曜日

Spiritual Iwate3  神楽の見方編(改訂)

今回はじめて本格的に朝9時から夜10時までという
長丁場の神楽を見た。5,6時間ならともかく10時間を
越すと人間というもの集中力が物理的に持たない。
ビデオ回し、写真も撮り、ノートもとる。なかなか体力勝負だ。

今回神楽を見ていて思ったのが、
一体何をノートにとるのか?という点。
ご一緒させていただいた大先生がたはバリバリガリガリとノートを
書いていたけれど一体何をメモしていらっしゃるのだろう。
全員のノートを比較して知りたい。

奉納はじまって2~3時間目ぐらいの、やる気満々だった時のノート↓



※よく見たら千早(着物の種類)が千草になってる;;;;
しかも大乗神楽では千早のことは浄衣というらしい、と後で知る。

演目名、
人数、道具、衣装、伴奏形態、歌や舎文の内容、
何の神についての舞なのか、という基本的なことにはじまり
立ち位置やフォーメーションの要素(向かいあって、円になってなど)
動きの要素(扇の要を持って前後に振りかざす、印を結ぶ、飛び跳ねる、などなど・・・)
こういったものを言葉や図で書き表すのは大変難しい。
試行錯誤しながら三次元の動きを図にする方法を考えています。

更に音的な要素を言葉にするのは至難の業・・・。

Writing about music is like dancing about architecture.
(音楽について文を書くことは、建築について踊るのと同じような事だ)

とは誰の言葉だか忘れたけど(調べたら、コステロでした。)本当に名言だと思う。
もっとも、この世の中には建築について踊れる人もいるとは思うけど(特に白州とかに。)
一体音について書くことの意味ってなんなのか。。。。
「リズムが全体的にギュッと詰まってる」とか「ユルい」とか「不思議なリズム」
なんていう記述は許されなくて、じゃあどうすんの?
というときに五線譜を持ってきて採譜・・・・なんてことになると私はもうお手上げ。
五線譜ではなく、抽象的な形容詞でもなく、他に音を記録する方法を自分で
考えていかなければならない。本当に、Dancing about architectureだなあ。

※舞や音についての記述に関してアドバイスがあれば気兼ねなくコメントお願いします;;;

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